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「現地メディア向けプレスツアーを行いました」 8月5日,現地メディア向けプレスツアーを実施し,新聞・テレビ6社8名のジャーナリストとカメラマンが参加しました。このプレスツアーは,日本の開発協力が現地メディアで取り上げられる機会を増やすとともに,エチオピア国の政府関係者,知識層およびエチオピア国民への情報発信を強化するためのものです。 プレス一行は、オロミア州ブラユ町を訪れ、草の根・人間の安全保障無償資金協力「オロミア州ブラユ町タチェポリグル簡易浄水器の導入による水供給計画」完工式の視察を行いました。 「日本ポリグル株式会社製のポリグル(水質浄化剤)を活用した水供給計画完工式」 草の根・人間の安全保障無償資金協力「オロミア州ブラユ町タチェポリグル簡易浄水器の導入による水供給計画」完工式を実施し、ケベデ水灌漑エネルギー省国務大臣、ブラユ町長他、地域住民やプレス関係者が多数参加しました。同事業は、日本ポリグル株式会社が開発した水質浄化剤(以下、「ポリグル」という)を用いて濁った河川の水を浄化し、飲料水など安全な水を供給するものです。これまでバングラデシュ、タンザニアなどでポリグルを活用した水供給計画が大成功しています。完工式では、同社小田会長より、ポリグルを用いて河川の水を浄化するデモンストレーションを行うとともに、今後、ポリグルを当地に普及させ、より多くの人が安全な水にアクセスできるようにしたい旨、さらに、現在、これまで利用されていなかったコーヒー生産の副産物であるコーヒーの皮からポリグルを抽出する技術開発に目処がついており、今後、エチオピアの大学などの研究機関と共同開発したいと述べるなど、今後のポリグル普及に係る期待や関心を高めました。また、鈴木大使より、今回完成した給水システムは、過去の水供給事業とは異なり、日本の中小企業が開発したポリグルを活用することで、大規模な投資なしに河や池の水を飲み水に変えることができる、今後も日本人と日本政府は、エチオピアの発展に欠かせない地域の発展に草の根レベルで支援し続けていきたいとのスピーチをしました。これを受け、ケベデ国務大臣より、日本の草の根支援に対して深い謝意が述べられるとともに、当地において今後ポリグルが普及していくことに対する期待が述べられました。 プレスツアー後、各紙・テレビでは次々と日本の開発協力の取り組みが報道され、当地全国英字紙では「水質浄化パイロット事業が完工」等と銘打たれ、日本の開発協力事業の有効性について報じられた他、テレビでも完工式の状況が報じられるなど、大々的に取り上げられました。多くの国民が目にする新聞各紙やテレビで開発協力事業が取り上げられることで、エチオピア国民の、日本の開発協力事業への理解を一層深めることができました。
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