【注意喚起】邦人への詐欺行為について

令和5年7月12日
【ポイント】
・日本語で喋りかけ、寄付を要求する詐欺が発生
・飲食店において、法外な金額を請求される詐欺が発生
・詐欺被害に遭わないため、自衛に努めてください。
 
【本文】
1.アディスアベバ市内で、邦人に対する以下の詐欺行為が発生しています。
(1)邦人が運転する車両が渋滞により停車中、身なりの良いアフリカ系男性が窓越しに日本語で挨拶をしてきた。邦人が応対したところ、英語で「私は君の隣人だ」、「いつも私の施設に日本人が来ている」と言い、近隣まで乗せて欲しいと要求。邦人は知人である可能性を考慮し、この申し出を快諾。男性を後部座席に乗車させ、出発したところ、後部座席から「慈善事業の概要紙と日本人の名前と寄付金額」のような物が記載された名簿を見せ、寄付を要求してきた。邦人は、詐欺と判断のうえ、要求を断り即座に男性を降車させた。
(2)夜間、邦人が単独で徒歩移動中、日本企業で勤務経験があると称するアフリカ系男性から声を掛けられた。邦人が会話に応じ、コーヒーの話しになったところ、男性から自身の知っている店に連れて行くとの提案があり同行。入店後、邦人はコーヒーを飲んでいたが、男性は女性3名が座る席で飲酒し、邦人にも同席を求め邦人はこれに応じた。邦人、男性、女性3名で数分程度飲酒した後、会計を依頼したところ、2,000USDの請求を受けた。
 同席の男性が、クレジットカードで1,000USDの支払いを行う仕草を見せた後、店側は邦人に1,000USDの支払いを求め、拒否したところ別室に連れて行かれた。
 邦人が身の危険を感じ、590USDの支払いに応じたところ、解放された。
 
2.在留邦人の皆様は、アディスアベバ市内では上記のような事案が発生していることを常に念頭に置いて、
・見知らぬ者からの声掛けに応じない
・見知らぬ者を車内へ入れない
・見知らぬ者の言うことを容易く信じない、飲食店に同行しない
・レストラン等に入る時は、メニュー等で価格を確認する。
・怪しいと思ったらすぐにその場から立ち去る
等、自衛に努めてください。
以上